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writer:こうどう 2025-02-04(Tue)  
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家のお誕生日
writer:こうどう 2006-06-04(Sun) 雑記 
今日、上棟式がありました。


永いこと私のブログは相変わらず閉じられたまま・・・。

いつまでダンマリを決め込むんだろうという声も聞こえてきそう(社内からも)なので、今日の上棟式を機に感じるところがあったので、少しお話しします。


 ついこの間まで何もなかった更地が、何やら急に騒々しくなったと思った途端、周囲の様相が一変します。

厳重な梱包から開放された真新しい木材は、木の香りを周囲にプンプン漂わせながら、大きなクレーン車と大工さんとで手際よく、見る見る組み立てられて、夕方頃には目前にその姿を現します。

それはもう、お施主様(建主様)にとっては大感激。

まさに破顔一笑そのものです。

一生忘れない出来事でしょう。

一方はしゃぎまわる子供たちも、建築現場周辺でさまざまな形の木片を拾い集めては、玩具のブロックよろしく、何度も積んでは高さを競ったりして遊んでいます。


 ここの処、天候にも恵まれて、展勝地に程近い森の一体は、今の季節、言う迄もなくさわやかな風と緑につつまれています。

ここは眼下に北上川や展勝地を望む、周囲を森に囲まれた山の中腹にある小高い丘の上。

よく整備された舗装道路から少し外れた、小型車がやっと一台と通り抜けられるような急勾配、未舗装の小径を、駆動輪で砂利を後に蹴散らしながら、一気に駆け上がって、やっとたどり着きます。

おそらく冬の生活はある程度の覚悟の上での事。

しかし春から秋は素晴らしく、お祝いに来て頂いた近所の方のお話では、ウグイスもこの森に住みついており、年中鳴き声も絶えないとの話。

今日は作業中の現場にカモシカが現れ、しばらく留まっていた様子で、本当に話を聞いて感動しました。


 実はこの場所について気になっていた事がありました。

近代建築の巨匠と言われるライト(フランク・ロイド・ライト)。

住宅建築を得意とした彼の作品は、日本でも国の重要文化財の指定を受けたものがいくつかありますし、1920年代に当時の帝国ホテルの建築にも携わったと聞いています(現在ではその一部が愛知県の博物館、明治村に再現されているらしいです)。

このライトの代表作に落水荘(滝の流れる家・カウフマン邸)と呼ばれる家があり、勿論私はアメリカまで出掛けて見て来た訳ではないのですが、滝こそ展勝地にはないものの(落水荘は家の一階部分から小さな滝が流れている)、周囲の雰囲気から、遠いアメリカにある住宅の、現在でも最高傑作とされるカウフマン邸を想ってしまうのです。


 さて、話を現実に戻して、これから2ヶ月は現場に通えますから楽しみです。

お施主様はもっと楽しみにしておられる事でしょう。

ご期待に応えられるように頑張りますので、宜しくお願い致します。

それにしても今日は沢山ご馳走にあずかりました。

ありがとうございました。



落水荘(カウフマン邸)
西部ペンシルベニア州保存委員会(Western Pennsylvania Conservancy)

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