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─神だのみ─
 交互に訪れる曇天と雨天がうらめしかった先月7月後半、ご多分にもれず、我家自慢の太陽光発電も実力を発揮する機会に恵まれず、ただただ天候の回復を祈るのみでした。

まして今年は、1、2月の記録的な豪雪と日数にして例年の倍もあった真冬日。

そんな訳で、春から秋の天候に大いに期待をかけていた次第です。


 1月末にはこんな事がありました。

昨年お住まいを新築され、初めての冬を迎えられた市内のAさんからのお電話でした。

オール電化住宅で、私共の太陽光発電5kwシステムを装備されています。

Aさんは普段から生活の中で電気を上手に使う知恵をたくさん持っておられます。

曰く「千田さん、大変だぁ。今月電気代を払う事になってしまったの」

受話器の向こうではいつものゆったりした口調ではあるけれど、思わぬ出費に戸惑いながら、不安を隠しきれない様子が伝わってきます。

私は頷きながらも、戦後最高といわれる今回の豪雪と、異常低温による真冬日を理解してほしいけれども、言い訳はできないなぁ、などとあれこれ考えながらお話を伺いました。

私「いくらでした?1月分の電気料金」

Aさん「あのねぇ・・・5,000円くらいなのよ」

返ってきた言葉に私は一瞬、安堵・・・

私「Aさん、厳冬期の今、灯油も、ガスも使わなくて済むオール電化住宅で、一時的に電気料が5,000円にハネ上がったとしても、他から見たら素晴らしいと思いますよ」

Aさんの家は5LDK。

床面積が50坪あります。

暖房には深夜電力利用の蓄熱式暖房システムが5台標準装備されています。

新居に引越されて以来、余剰電力を売るのみで、電気料金など支払った事のなかったAさん。

暖房用の電力消費が増加し、単月で一時的にマイナスに振れ、光熱費の持ち出しになった事に少しばかりショックだったようでした。


 太陽光発電システム自体は、冬場は性能上での効率は決して悪くはありません。

モニターで容易に確認出来ますが、真夏の高温時より、気温の低い真冬期の方が、瞬間発電量は最大を記録しています。

但し、年間を通して1日平均の日射量や、日射角による変動で、季節的には5月頃に最大発電量を記録する事が多いようです。

つい先日、Aさん宅に立ち寄らせて頂きました。

玄関に出て来られたくだんの奥さん、ちょっと待ってときびす返して、ニコニコと再び現れた手元には、電気料金の計算書(メーター検針伝票)をしっかり持って、私の目の前に差し出してくれました。

7月分の 電気使用料金  1,727円(Aさん宅のすべての光熱費)
7月分の 売電料金    11,242円(余剰電力を売った分)

差し引き+9,515円の黒字でした。

去年おじゃました時は、引越されて2ヶ月目(9月)でしたが、2,547円の使用料でしたから、1年余りでさらに賢いくらし上手になっていました。

帰り際、「千田さん、ウチ電気いっぱい使っているよ」と笑いながら私に声をかけてくれました。

私もうれしくなって、後で伝票のコピーを頂く約束をして帰途につきました。

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上棟式あれこれ─お餅撒き─
昨日今日と、暑さもピークと思われる日が4~5日続き、さらには台風も2、3個控えている様子で、いよいよ来週のお盆すぎには一気に秋の気配が感じられる筈です。

会社のほうも、年央のお引渡しもピークを迎え、建物の登記やら、火災保険の付保、ローン実行と、何かと気忙しい今日この頃です。

先月と言えば当然のことながらの雨降り。

連日の雨と曇天のくり返し。

地鎮祭では雨降りの中、テントの設営──セレモニー──撤収。

ご苦労様でした。

一方、同じ雨降りの中でも、暑気を吹き飛ばすような盛大な上棟式もありました。

この蒸し暑さの中、紺の半纏(はんてん)、頭に豆絞りの鉢巻姿のいでたちで、組み上がったばかりの真新しい柱、梁に陣取った棟梁が、山盛りの餅が乗ったお盆を小脇に抱え、大きな掛け声と共に餅を撒き始めました。

あちらこちらから「こっちこっち」と空手を叩いての拾い手のお餅の催促。

四方に目配りしながら、まんべんなく応えようとする棟梁。

パラパラと人込みの中に落ちた所から「ワッ!」と上がる喚声。

我先にと拾う大人も子供も、泥を避けての悪戦苦闘です。

ご近所から大勢が集まれば集まる程盛り上がり、お施主様にとって本当に記念すべき思い出になります。

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観てきました。─ミュージカル・ライオンキング─
観てきました。─ミュージカル・ライオンキング─

第7回ジャーブネット全国大会



 7月11日、東京でJHABネット全国大会があって、全員2日間お休みを頂きました。


 現在、全国の会員数630社余りとなった旧アキュラネットは、昨年ジャーブネットと改称して、始めての全国大会です。

今年は、会場を舞浜のホテルに移しての開催でした。


 第7回目となりますが、毎回思う事、全ての会員が同じ目標で頑張っているのに、結果になぜあれだけの差が出るのか。

数年間も連続してトップクラスを独占する常連組。(ちなみに、個人5位の私とトップの間には、倍近い開きがあります。)

個人成績も企業総合も、決して棟数を建築する事を競ってはいませんが、お客様の満足度の評価は加味されていないので、あくまで数字だけのランキングになります。

訪問営業を自粛している点から推察すると、きっと素晴らしい仕事をしているのだと思います。

残念だけど私はまだまだ甘い!!と、今年も反省。


 ところで、せっかくの東京です。皆で劇団四季のライオンキングに予約を入れておきました。

凄い、見た事もない、私の予想をはるかに上廻る興奮と感動を味わうことが出来ました。

観客の年代に偏りがない事にも気がつきました。

子供からかなりの年配まで、あらゆる人達に永く支持されているミュージカルなんてそんなに多くはないと思います。


 休憩時間、トイレに列を作っていた男子高校生、私の隣で仲間の1人に向かって「マジ、感動した!!」

私もつい嬉しくなって、その子の横顔に「ウン」と言って、うなずいてしまいました。

そうだね、こんなオジサンだって感動したもの。


 皆さんも、夏休みにでも御家族でいかがでしょうか?

ちなみに、生後6ヶ月から6歳までのお子さんは、託児サービスもありました。(4,000円/人)



ライオンキング 劇団四季ホームページ

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地鎮祭と上棟式 ─ホントに必要なの?─
 カラ梅雨の気配すら感じられるここ数日でしたが、現場へ通じる道路とも林道ともつかぬ砂利敷きの小径は、先程降り出した雨が程よく湿り気を与えて、強い勾配の上り坂もいつもより走り易く感じられます。

 しっとりとやや重たさを増した小灌木の小枝が、道の両側からせり出していて、白い小さな花を付けていた木苺が、黄色や、中にはすでに赤みさえ帯びて、車を停めて手を伸ばしたい衝動を抑えてまずは現場へ。


木苺01木苺02木苺03



 こちらの工事現場は上棟式からおよそ一ヶ月が経ちました。

 工事床面積約63坪(1階、2階合計)ですから、お世話になる住宅としてはかなり大きいほうで、まだまだ大工工事の真っ最中。

 先頃めでたく美人の奥さんを迎えて、ハワイのお土産を沢山かかえて事務所に寄ってくれたS君も、若い嫁さんの為に、以前にも増して気合が入っている様子です。

 しかし現場監督曰く、工程表より遅れ気味だとのこと。

 お施主様が満足しておられるなら、ま、仕方ないかと、上棟式当日の笑顔が脳裏をかすめて私は了解。


 上棟式の事をこの地方の職人さん達は「タテメェ」と強い訛りで発音する事が多いのですが、正確には「建前─タテマエ」の事です。

 一般的には無事に棟木(むなぎ─建物の屋根部分の最上部に架かる横架材)が乗った事への棟梁(とうりょう─大工さんのチームリーダー)はじめ、職人さん達へのおもてなしが主な目的です。

 そのためにお料理やお酒、お祝いに来ていただいたお客様、親戚、近隣を交えてのお餅撒き、果ては御祝儀袋まで登場する事もあります。

 しかし、最近では随分簡素化されていますから、お料理の折詰、手拭などを全員に配って、今日の日の労をねぎらい、明日からの作業と無事故をお約束して解散となります。

 上棟式の是非についてお施主様よりよく相談を受けますが、省略して良いと私は思っています。


 一方工事に先だって真っ先に行われる地鎮祭は、その土地に宿ると言われるそれぞれの神々へのご挨拶なのだそうです。

 建築予定地に祭壇を作り、山海の恵み、大地の恵み等をお供えして、お施主様を中心に関係者全員で拝礼を行いますが、一連のセレモニーをおよそ30分位かけて執り行われます。

 宗教に対する考え方や、宗派の違いで形式はいろいろです。

 私はクリスチャンではありませんが、キリスト教の地鎮祭は、聖書の朗読と、私達でも知っている賛美歌を全員で合唱してしめくくりますから、クリスチャンならずとも気持ちの良いものです。


 家を新築するという事は大きな事業ですから、何かと不安はつきまといます。

 手抜き工事はないだろうか?

 使い易い間取りに出来上がるだろうか?

 予算内に収まるだろうか?

 どんなに時間をかけて計画を練ったつもりでも、漠然とした不安は皆さん共通にお持ちのようです。

 そんな気持ちも吹っ切れぬまま、神妙な面持ちで一同頭を垂れて厳かに儀式が始まると、

「いよいよ始まったんだ」

「よし、期待に応えるぞ」

と、お施主様の思いと私達の思いがひとつになる瞬間でもあります。

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家のお誕生日
今日、上棟式がありました。


永いこと私のブログは相変わらず閉じられたまま・・・。

いつまでダンマリを決め込むんだろうという声も聞こえてきそう(社内からも)なので、今日の上棟式を機に感じるところがあったので、少しお話しします。


 ついこの間まで何もなかった更地が、何やら急に騒々しくなったと思った途端、周囲の様相が一変します。

厳重な梱包から開放された真新しい木材は、木の香りを周囲にプンプン漂わせながら、大きなクレーン車と大工さんとで手際よく、見る見る組み立てられて、夕方頃には目前にその姿を現します。

それはもう、お施主様(建主様)にとっては大感激。

まさに破顔一笑そのものです。

一生忘れない出来事でしょう。

一方はしゃぎまわる子供たちも、建築現場周辺でさまざまな形の木片を拾い集めては、玩具のブロックよろしく、何度も積んでは高さを競ったりして遊んでいます。


 ここの処、天候にも恵まれて、展勝地に程近い森の一体は、今の季節、言う迄もなくさわやかな風と緑につつまれています。

ここは眼下に北上川や展勝地を望む、周囲を森に囲まれた山の中腹にある小高い丘の上。

よく整備された舗装道路から少し外れた、小型車がやっと一台と通り抜けられるような急勾配、未舗装の小径を、駆動輪で砂利を後に蹴散らしながら、一気に駆け上がって、やっとたどり着きます。

おそらく冬の生活はある程度の覚悟の上での事。

しかし春から秋は素晴らしく、お祝いに来て頂いた近所の方のお話では、ウグイスもこの森に住みついており、年中鳴き声も絶えないとの話。

今日は作業中の現場にカモシカが現れ、しばらく留まっていた様子で、本当に話を聞いて感動しました。


 実はこの場所について気になっていた事がありました。

近代建築の巨匠と言われるライト(フランク・ロイド・ライト)。

住宅建築を得意とした彼の作品は、日本でも国の重要文化財の指定を受けたものがいくつかありますし、1920年代に当時の帝国ホテルの建築にも携わったと聞いています(現在ではその一部が愛知県の博物館、明治村に再現されているらしいです)。

このライトの代表作に落水荘(滝の流れる家・カウフマン邸)と呼ばれる家があり、勿論私はアメリカまで出掛けて見て来た訳ではないのですが、滝こそ展勝地にはないものの(落水荘は家の一階部分から小さな滝が流れている)、周囲の雰囲気から、遠いアメリカにある住宅の、現在でも最高傑作とされるカウフマン邸を想ってしまうのです。


 さて、話を現実に戻して、これから2ヶ月は現場に通えますから楽しみです。

お施主様はもっと楽しみにしておられる事でしょう。

ご期待に応えられるように頑張りますので、宜しくお願い致します。

それにしても今日は沢山ご馳走にあずかりました。

ありがとうございました。



落水荘(カウフマン邸)
西部ペンシルベニア州保存委員会(Western Pennsylvania Conservancy)

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こうどう
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男性
趣味:
列車の旅・音楽鑑賞(ジャズ・クラシック)
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